米国人グリフィスは明治維新の日本の改革を驚きをもって見ている

人生100年時代

日本人のすばらしさの続きとして、今回は明治初期のお雇い外国人グリフィスが明治維新の改革を成し遂げる日本について、神の御業と評し驚く様子を記します。

第15回 日本人のすばらしさー5  グリフィス(明治初期)

<ウイリアムエリオットグリフィス>

①西洋式教育制度の導入と来日したきっかけ

あまり知られてはいませんが、西洋式教育制度の導入に尽力した「お雇い外国人」である。来日したきっかけは、日本(福井藩)からの留学生であった幕末の秀才である日下部太郎と米国ラトガース大学で出会い、日下部太郎があまりにも真面目で秀才なため、日本という国に興味を持ったからであった。

 日下部太郎:1845年生まれ。長崎で学んだあと、22歳の時にアメリカのニュージャージー州にあるラトガース大学に留学し、グリフィスから指導を受けた。誠実で礼儀正しく快活な人柄だったのと猛烈な勉強ぶりは大変な評判だったが、惜しむらくは結核で死亡した。

②日本での教育

1870~1874年 (明治3~7年)に、日下部太郎との縁で福井藩に滞在し、藩校で化学と物理を教えた後、さらに東京大学の前身である東京の大学南校に移り、物理、化学、精神科学などを教えている。この間に、日本最初の理科実験室の「理科室」と「化学実験室」を設計している。

③日本歴史書の出版

1874年7月に米国に帰国したグリフィスは牧師となり、1876年に日本を紹介する『明治日本体験記』を『The Mikado’s Empire』の第二部として刊行した。これは、以後最も人気のある日本歴史書として30年以上に渡って米国で読み継がれている。

④その他

日本で初めて、クリスマスのパーティーを最初に行った人とされている。

<日本評>

明治維新直後の1871年(明治3年)の平和と秩序を保った日本の急激な進歩に驚き『神のみわざ』として讃えている

*国家の軍隊が組織された。また御親兵(明治政府直属の軍隊)編成された。

*陰謀や反乱が鎮圧された

*文明の原動力の一つとして多くの出版物、数種の新聞(横浜毎日新聞など)が東京で創刊された

*岩倉使節団がヨーロッパへ派遣された

*すべての階級間の結婚が許され、被差別階級など階級制度が消えつつある

*散髪脱刀令布告が布告され、武士の刀が廃止された

*廃藩置県

*郵便役所設置

*司法省設置

*文部省設置

*東京〜横浜間に電信架設

<日本人評> 多くはないが次のように評している

*子供たちが大事に育てられる例として、いろはがるたの遊び方の詳細を紹介し、和やかに遊ぶ様子次のように伝えている

*譬えは五十音表にあるいろはなどの五十の文字のいずれかで始まる。最後のカードを持っていた者が敗者であり、男児であれば顔面に墨でおかしなマークが付けられ、女児であれば紙や一握りの藁を髪にひっつけられる。

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