短大教員としてびっくりするような姑息な学長に悩まされる

人生100年時代

第7回 自己紹介7

あと3回自己紹介です

自己紹介
時代人生感が変わった出来事
No.2 幼少~中学俄然勉強に火をつけた何か?
No.3 高校学校をくそと思って自分で猛勉強
No.4 京大自由を謳歌
No.5 東大大学院東大エリート意識
No.6 会社ブラックな時代
No.7 教員-1姑息な学長
No.8 教員-2人間・若人の無限の能力
No.9 教員-3教員・研究者の狭量

自己紹介-7 (教員生活の苦労、姑息な学長)

私は昭和51年(1976年)に東京大学工学研究科博士課程を中退し会社に就職し20年間勤め上げた。退社したのは、会社生活の終盤単身赴任となり、嫌気がさしたからである。家族が、関西にいたので関西地方の工場に転勤があれば、会社でもよかったのであるが、無理だったので大学を探した。

<会社から転身>

幸い、1997年45歳の時に会社を退職するとともに、大阪のある大学法人の工科系短期大学部(以後短大と呼ぶ)の口がありうまく教授として就職できた。なお、この学校が廃止になるまで約10年勤め、次いでこの法人の他の大学に移籍してさらに約10年勤めた。教員生活は約20年ということになる。なお、会社時代からはかなり給与はダウンした。

<短期大学>

短大は、夜間授業(18時~21時)で就業規則では13時~になっていたと思うが、13時に来る教員は少なかったと思われる。2学年制で機械、電気、建築、土木4学科合わせて1000人ほどの小さな学校で教員は教養と4学科合わせて20人ほどであった。企業を退職した人や、一芸に秀でた人などが教員におり、立派な教育を行っていた。大学の半分の教育をしているのではなくほとんど4年間に近いものを教えていたように思う。「きらりと光る」学校であった。

9時に終わると部屋で教員同士の雑談が始まり、ためになり面白かった一方、自分は、夜に仕事をする習慣がなかったので早く終わらないかなといつも思っていた。

学生は、あまり勉強をしたことのない者が大半でやる気がない者が多かったが、社会人をも受け入れており、会社員で極めて真面目な人も多く、また、70才近くの中小企業の社長さんもいてバラエテイに富んでいた。

研究設備、予算はなく、自分は非常勤講師で出講してきた研究者に誘われ、幸いにも15人くらいのグループに入れてもらって研究をすることができた。鉄鋼とは違う全く新しい領域の研究で、面白く、発表や論文製作に従事することができた。発表は、海外が多くほぼ1回/年のペースで欧米・アジアなどに行くことができた。また、自分の論文の業績も増やすことができた。これが、以下の大学転籍後に役に立った。

<法人組織、学長>

どこの私学でも制度としてあったと思うが、給与の追いつき処置というのがあった。即ち企業から就職するとこれまでの仕事内容が研究として同等の評価がされず、同年齢で大学育ちの教員と比較すると給与が低かった。自分も10万円弱低かったと思う。このため、救済処置として1年に2階級upしていく制度である。

人事課は理由をつけて平気でごまかし、それを学長に了解をとっているはずであるが、いつの間にか追いつき処置はなくなった。理由は、短大は学生数が減少し赤字であるということらしかった。本人には、一切知らされず、教員組合も頑張ってくれたが、ダメであった。未開で理不尽な法人組織という印象を強く持った。上司は、部下のために努力するというのが自分の育った会社組織の鉄則であったが、学長も保身が強くそんな意識のない人だった。短大は、総じて有意義で楽しかったが、法人組織と学長の人間性にいやな感じが今でも強く残っている。

<法人内他大学への転籍>

2006年短大が廃止になるとともに法人内の4年生大学に移籍した。

短大から4年生大学(A,B校)への転籍は「栄転」なわけだが、この過程でスムーズに移行できた人もいたが、ほとんどの人は何らかの嫌なことに出くわした。各大学では教員の人数は、少子化に伴って基本的には減少しようという大きな流れの中で、余分な教員が移ってくるわけである。

ここでも「学長」がマイナスの作用をする。信じられないが本当である。学長自身は歳で退職するのだから、部下の教員の転籍をサポートすればいいと思うが、幸福が妬ましいのではないかまた、短大の教授会で反対意見を言ってた人(及び学科)のことを恨んでいたとも推察される。

一旦決まっていたA大学教授ポストが一晩でひっくり返った(学長の電話で)人がいたり、

自分は、転籍が決まっていたB大学からカリキュラム上、転籍の半年前からある講義に来てくれと言われ、相談すると、「誰から給料をもらっているのだ!」(給料は学長からではなく法人からで、法人全体としてはB大学の通りやった方がいいはず)、「転籍をひっくり返すぞと」と言われ、この人の人間性はどうなっているのかと思った。

他にもまともに転籍できなかった人が多い。

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