3回目も自己紹介が続きます
自己紹介 | |
時代 | 人生感が変わった出来事 |
No.2 幼少~中学 | 俄然勉強に火をつけた何か? |
No.3 高校 | 学校をくそーと思って自分で猛勉強 |
No.4 京大 | 自由を謳歌 |
No.5 東大大学院 | 東大エリート意識 |
No.6 会社 | ブラックな時代 |
No.7 教員-1 | 姑息な学長 |
No.8 教員-2 | 人間・若人の無限の能力 |
N0.9 教員-3 | 教員・研究者の狭量 |
自己紹介-No.3 (学校をくそーと思って自分で猛勉強)
私は昭和41年(1966年)に高校に進学した
前報で書いたように、中学生に進学する前に大阪湾が見渡せる宝塚市の高台の新居に転居した。身体が、病弱気味だったので、母が心配し、勉強しないで済むように大学付きの付属中学に入学したが、勉強に火が付き、成績はずっとトップクラスのためここを2年でやめて3年生で地元の公立中学に転校した。高校入試は、第一志望の私立高校にパスした。
<高校の教育システムのひどさ>
このブログでは、この私立高校について記す。一言で言うと学校は先生方を含め上品であったが、教育システムは誠にひどい学校であった。今はこのような学校はないと思われる。
中高一貫の学校であったので内部進学生165名程度、高校入学者45名で計210名4クラスであった。高校入学者は途中編入のような形であり、大変な苦労をすることになる。
私は学校の勉強(副)と、自分の勉強(主)のダブルワークを3年間したのであり、今でいう学校と塾の勉強をやっていたことになる。
中学時に相当なスピードでカリキュラムを消化するシステムになっていたが(今、どこの学校でもやっている)、この学校では、高校からの入学者は例えば以下のような境遇となる。
当時の記述法で今と若干異なることをお許しいただきたい。
数学:数Ⅰ教えられず、数Ⅱの終わりの方(ベクトル、微分)から
国語:古文、漢文の基礎は教えられず、冊子のそれも途中から
英語:学年ごとでないのではっきりしないが、たぶん同じような状況
補習等がないので、最初、授業がわからず、劣等生としてやっていくことになった。
自分は、劣等生になったことがなかったので、これに非常に憤慨したのを覚えている。
つまり、学校の勉強では自分の身にならないのである。
つまり追いつき追い越すため逆にやる気が出て、自分で独自の勉強計画を立てて必死に猛勉強を始めたのである。自分は、がり勉は入学前には考えてなかったと思うが、仕方がなかったのである。
<自分の勉強を工夫>
まず、数学からと思い勉強時間のほとんどを数学に集中した。夏ごろの模擬テストか何かで学年で10番くらいになったので、先生から呼び出しがかかった。
先生曰く「どんな家庭教師に習っているのか?」とのことであった。「自分で勉強しました」というと「本当か?」とのたまうので、これを聞いて腹が立つととともにますますいいかげんな学校だと思うとともに、フロックに終わるとよくないのでさらに猛勉強に拍車がかかった。冬頃まで上位の成績をずーっと続けられたので、先生が何とか認めてくれた。
こんな生徒は、これまでいなかったというようなことを言っていたと思う。余談だが、この先生は、クラス担任で物理の先生でもあったが、教えるのが下手で邪魔くさそうに教えるので物理がいっぺんに嫌いになってしまった。
もうこれで数学はいいだろうと自分で判断し、勉強時間のほとんどを数学に費やしていたので、各教科(数(ⅠⅡⅢ)、国(古文、漢文)、英、理(物、化)、社)に時間を分配していった。
大学入試は、全科目ができないと受からない。
高校生活は、ほとんどがり勉であったが、卓球部に属し、また家ではランニングやバット素振りなど息抜きもやっていた。
<中学、高校は社会と断絶>
中学2年生~高校3年生の約5年間は、勉強だけだったので社会と断絶していた。
家では、食事、風呂、睡眠以外勉強のみでテレビは一切見なかった。
次のブログで述べるが、大学入学後当初、自分は変だなあ、矯正しないといけないと思ったことを覚えている。5年間山に閉じこもって修業し、街に下りてきたようなものである。
高校生のときは、経済学部、医学部、工学部等いろんな方面に興味があり決めていなかったが、最終的には工学部で京大か、東大に入るのが目標だった。この高校では京大が進学先として最も多いので家の勉強部屋の壁には「京都大学工学部」と書いて貼ってあり毎日眺めてやる気を出していた。
<大学入試>
3年生の正月前にはなんとなく東大かなと思っており、頑張っていた矢先、学生紛争で安田講堂事件が発生した。東大入試中止とのことである。
何やってくれてんねん! 京大でいいねんけど、全国から来るから難しくなるやん!
結果的には、京大工学部に合格した。親孝行をしたかもしれない。
高校時代は、ほとんどの科目を自分で勉強したという感じが強い。このブログに関係するが、昔の人の思いがわかり興味を持ったことの一因は、古文が高校では基礎を教わらず自分でいろんな本を買ってきて読み始めたのが大きい。受験勉強的には無駄でそこまでしなくてよいのだが、興味がわき本文と訳がついている本を何十冊と買ってきたのである。
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